8:00過ぎから集合場所に、研修生たちが次々とホストファミリーの車に送られてやってくる。生徒たちの生き生きとした笑顔から、ホストファミリーと楽しく過ごしたことが感じられ、ほっとした。

8:30 集合完了し、バスでUCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)に向かう。

UCSDは、6つのカレッジ(学部)が分かれてそれぞれのキャンパスを持っていて、すべて合わせるととても広大である。医学や生物工学、コンピュータサイエンスなど科学分野が群を抜いて強いが、経済学や政治学、国際関係学など社会科学に関しても全米屈指の大学である。

キャンパスツアーでは、3人の大学生に数カ所のキャンパスを1時間近くかけて案内してもらい、UCSDに進学した理由や趣味、勉強時間などの質問をしながら交流した。

  

book storeでショッピングをしてから学食で昼食をとったあと、大学に隣接する大学院へと移動した。

午後から、UCSDの大学院に留学している齊藤さんの特別講義を受講した。

齊藤さんは、日本の警察庁の国家公務員であり、国の制度を利用してUCSDに留学し、国際関係学や公共政策学を学んでおられる。国民の選択肢(オプション)を増やし残すことが自身の公務員としての役割であると述べておられ、日本の未来を担うという責任感の伝わる熱い講演であった。また、生徒に対して、正解のない社会でどう生きて行くかについてアドバイスをしてくださった。

その後、ソーク研究所を見学した。ここは、ポリオワクチンを開発した医学者であるソークが創立し、建築家のカーンによって設計された生物医学研究所である。ノーベル賞受賞者を輩出するなど多くの研究員が在籍する研究所でありながら、建築好きが見学に来るアートのような建物である。

最後にラホーヤコーブを散策して帰路に着いた。